精液の量は年齢と共に減少していく?

精子の量や質が年齢とともに減少に向かうことは多くの人がご存じかと思います。女性の卵子が劣化していくのと同じように、男性の精子も加齢により量・質ともに低下しどんどん受精しにくくなっていきます。

 

一方で、精液の量はどうでしょうか?やはり精液もまた、年齢とともにその量が減っていく傾向にあります。

 

精液の量を決定しているのは前立腺液と精嚢分泌液それぞれの量であり、前立腺液は前立腺の機能が、精嚢分泌液は精嚢の機能が正常に働いていることによって必要な量が供給されます。

 

しかし当然ながら前立腺も精嚢も加齢によって機能が低下していくため、それぞれの液が作られる量も減っていきます。

 

また一定の年齢から前立腺の異常が高頻度で発生し、それによって前立腺液の分泌が滞ってしまうこともよくあります。ちなみに、現代の60代では6割、80代では9割もの方に前立腺肥大症が見られます。

 

さらに、精嚢は陰茎・尿道よりも下に位置しているため、射精時に陰嚢分泌液を送り出すため下から上へと押し出してやらなければなりません。

 

このとき平滑筋が強く収縮し陰嚢分泌液を押し上げるのですが、加齢によって平滑筋が衰えていると、射精時に陰嚢分泌液がうまく混ざらずに精液全体の量が不足することとなります。

 

特に射精時に量が少ないのに、射精後にボタボタと漏れるように透明な液が流れるような場合は平滑筋の衰えが強く推測されます。

 

ただし、いずれの要因も生活習慣の改善やトレーニングによって緩和したり解消できるものばかりです。歳を取れば仕方のないことだと諦めず、精液の量を保つような生活を心がけることが重要です。